弊社、明らかに四段階目である…
坂井風太さんが絶賛していた本で、気になっていたので購入して読んでみた。特に3~4段階目が気になっていたので、そこから読んでいったが、やはり弊社は四段階目であり、瀬戸際であると言わざるを得ない。また残念ながら、経営層がとる策が、見事に五段階目へ歩を進める手段ばかりであり、お見事と言わざるを得ない。逆にこういう人がもっと経営層に行けばいいのになと思っていたような人は、この本の中でも四段階目から立て直した人物として書かれていた。
私なりの解釈
四段階目においては、四段階目なりたての頃は別に十分な収益力があるが、そこで適切な対応を取らなければ、抜け出せない負のスパイラルに陥る。必要なのは見栄えだけの組織再編ではなく、人材の適正配置、見栄えのいい外部からの抜擢でなく、内部からの抜擢、というよりは一発逆転策を取ろうとせず、地道に、自社の強みを生かし、磨き上げて、目先の利益でなく将来を見据えて愚直に行動するリーダーと、それを支持できる層が必要。
当たり前と言えば当たり前なのだが、難しいものなのかもしれない。大企業であれば、そもそも何がどうやって利益を上げているのかもわからない社員が多い。正直、私もわかっていない。おそらく経営層もわかっておらず、数字しか追っていない。戦略や、将来への投資が正しく行われていると信じたいが、信じていいものなのだろうか。任期が終えるまでの数字がよければよく、将来のことなど知らないという感がすさまじい。ひとまず、直属の上司はこの本に出てくる四段階目から救ってくれるようなCEO的資質のある人だ。それを幸せに感じつつ日々を頑張ろう。
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