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新人派遣デバッガーの指導3

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Z世代派遣社員の威力

 さぼることに命を懸けている。会社に来ない。もう有給ないんじゃなかろうか。受け答えだけかなりまともに行う。ポテンシャルは高い気も少しするのだが、やる気がなさすぎる。もう2週間は顔を見ていない。さすがに今週は来るだろう。どう接すればいいのか。離席時間にも給料を支払っている旨を伝えればいいのだろうか。すでに手遅れな場面まで来ているように思うが、打てる手は打っていかないと、私の評価にかかわる。とはいえもう方向性は決まっている気もするので、あとは後学の為の練習がてらという感じでやろう。

週休5日制

 いつから施行されたんだ。対処のしようがないし、計画が立てれない。

私だって元は派遣社員だ

 給料を考えれば極力働かないという策に出るのはわかるが露骨すぎる。他部署で定時後いると残業代が出るからいます。と特に何かするわけではないがいるだけいたという逸材の話は聞いていたが、ネタの領域だった。今の事態に直面するまでは。
 最近はこの給料が業務と見合っていない問題をよく聞くようになった。ひろゆきのこの記事とかもそう。実際のところ、生活保護並みかそれ以下の給料で働いている状態で、やる気を出せと言って、そこから這い上がるためにやる気を出す人と、もうこの状態でいいから好きに適当にやろうという人がいる。後者に会うことなど、通常ないと思うが、割と底辺な派遣会社に所属していた際は、多数の逸材を見てきた、何なら現在所属企業の正社員にも割といる。まあうちの構造上働けば働くほど損だから、素直に働けばそうなる。会社や事業はつぶれるかもしれないが、それはどうでもいいということだろう。最低限給料の2~3倍(≒給料以外の会社負担を含む費用)は働いてほしいものではあるが、そういかない以上。なかなか見るに堪えないものがある。
 弊社から見ると、派遣社員へ給料をかなり払っているつもりなのだろうが、ピンハネ率(マージン率)というものが存在する。一般に30~50%と言われる。営業や内勤の給料、厚生年金、健康保険、雇用保険等の会社負担分、会社を運営していくうえでの費用、会社利益等だ、そもそも厚生年金、健康保険だけでも結構大きいが、営業や内勤の給料も出していかないといけないため、20~30%くらいはないとやっていけないという部分がある。とはいえ40~50%はさすがにやりすぎに思う。500万円派遣先が支払っても、給料は250~300万円になる。これで頑張って働いてねというのが無理である。そうなるとピンハネ率が低い派遣会社の方が得に思うが、これもこれで問題がある。毎年給料の値上げを派遣会社が交渉してくるがこれを断り続けると薄利のため、派遣会社側が赤字となる年が来ることになる。当然、契約を辞めさせてもらうと断りの連絡が来る。当たり前の話なのだが、人事には割と理解できない現象なのかもしれない。誰も得をしない現象が発生する。
 そのため、最適解は派遣ガチャを引き続けて安くてこき使える人物が来るのを祈るわけである。ただ、問題がここにもある、最近は人材難でガチャの引き直しすら許されない風潮にある。引いたら大事に育てないといけないわけである。N確定にもかかわらずだ。

人材は畑で生えてくる

 というわけでNを使えるようにしろというわけだが、冒頭書いたように手の施しようがない。なんで負荷軽減のために負荷激増されないといけないのかが本気でわからない。しかも育ったら容赦なく強奪される。もう3人強奪されている。まあ、評価が下がるようだが今回はあきらめよう。無理や。ただ、いろいろ考えさせてもらって、様々なことを学ばせてもらった。その点はプラスに考えつつ、働き方についても真剣に考えるいいきっかけとなった。がむしゃらに働く時代はもう終わりなのかもしれない。しごとは最低限にして副業に全力を注ぐ。もはやこれが解としか思えない状態である。

引き直しのガチャに期待すること

 毎日会社に来てくれれば誰でもいいです。これは私が派遣社員時代、派遣先から言われた希望条件で、その時は笑ってしまったが、私もこの希望条件を希望する日が来るとは思いもよらなかった。

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