太陽光発電利用した昼キュートにより電化Styleコースに疑念が出た
中国電力が5/26まで9:00~16:00に電力を使用した際に割引されるキャンペーンをしており、それ以降はエコアプリで晴れた日には昼間に電力シフトすると安くなるような施策をやっていくようだ。昼にエコキュートで沸かしていると使用電力量のかなりの割合を太陽光発電で賄えるため、月間の使用電力量が減る。2024年5月に至っては100kWh程度である。こうなると電化Styleコースの基本使用料が痛すぎる。他のプランでいいのでは?と思ったところスマートコースなるものがある。スマートコースについて調べる。
スマートコースについて
スマートコースは電気使用量が少ない間は安く、電気使用量が多くなると高くなるプランである。基本使用料はないに等しく、最低料金が15kWhまで669.92円固定とここが基本使用料に当たるが、15kWh分の料金を含んでおり、実質基本使用料は189.77円である。また120kWh以下であれば32.01円/kWhと単価は電化Styleコースのナイトもしくはホリデー並に安い。300kWh以下でも39.43円/kWhとそこまでの価格ではない。さすがに300kWh以上となると41.55円/kWhとなるのだが、現状の試算では一番使用する季節でもそこまでにはならない。時間帯による単価の変化がないため、昼キュートでガンガン太陽光発電を自家消費していける(というか自家消費していかないと意味がない)
スマートコースVS電化Styleコース 損益分岐点
中国電力でも計算できるが、自分なりに計算してみた。
今月(2024/5)の現状の場合2500円ほど安くなる。率にして44%安という驚異の削減率になる。
最悪値(すべてナイト価格)の場合だと損益分岐点は以下のようになる。それでも322kWhとなり、冬場でもここまで使わない試算である
デイ、ナイト、ホリデー均等に使ったとすれば、損益分岐点は555kWhとなる。よくよく考えると冬場でかつ昼間にエコキュートをシフトしないとこの辺りの消費電力量になるが、それでもスマートコースと変わらないレベルということになる
結論
太陽光発電を付けていて消費電力量が少ないのであればスマートコース一択である。まして太陽光発電を自家消費するためエコキュートを昼炊き上げるならなおさらである。最大のネックは最大VAが6kVA以下の契約しかできない点ではあるが、6kVA使うことなど我が家ではない。中国電力で月々の使用した電力量を確認するページ(ぐっとずっと。WEB)で年間の最大消費VAの履歴を見てもそれより十分少ない値の為、問題にならない。プラン変更は契約から1年間できないという縛りがあるようなので、それには注意が必要。太陽光発電とエコキュートがついているならば、自家消費が増えて電気代も安くなり、我が家も電力会社もwinwinな形になるはずである。
20240609追記 スマートコースに変更した。
契約から1年経過していないため、プラン変更NGと言われるかと思ったが、快くOKされた。当初は、今までの月使用量から、別のプラン(シンプルコース)の方がお得ですよという話までしてくれたが、太陽光発電つけた上、自家消費するために昼間に電力の消費をシフトするスタイルにしたことを伝えたら、それなら間違いなくスマートコースが一番お得ですねということでスマートコースに変更してもらった。太陽光発電がついている家ならスマートコースが明らかにお得なのだが、これは一般的な説なのだろうか。昼に全量沸かすというところまでは同じ思想を持っている人もいるが、なぜか一般的なレベルまでは浸透していない模様。使い方が保証外というのが一番大きなところだろうか。中国電力のキャンペーン時にも、時計シフトで昼間に沸かすとエコキュートが壊れる可能性があると記載があった。現実的にはよほど特殊な機能でもなければ壊れるようには思えない。それどころか昼間に沸かすことで、外気温が高く、お風呂に入るまでの待ち時間が少ないため、エネルギーの消費量やロスが少ない。その1点においても省エネできるが、自家消費していくことでお得になる。なおかつスマートコースにすることでよりお得に使用することができる。
20240916追記 やはりその効果は大きい
スマートコースにして3か月程度経過した。7月計量分からの為、真夏であり、クーラーをガンガンに使っていて、消費電力量は1日中通して非常に高い日が続いた。発電量も結構多く、昼間はエコキュートやクーラー等で電気を消費していたが、それでも余った部分は売電に回っていた。結果としては売電ー買電で5000円程度で済んだ。去年の履歴では2万円を超えていたため、1万5千円以上削減できた格好だ。
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