デバッグ

デバッガーのつらさ

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もう軽く忘れていたがようやくタイトルに戻る

 広告も無事合格したため、本題に戻る。デバッガーとして5年ほど仕事をしているが、つらい部分について今回は書こうと思う。私は比較的デバッグを楽しんでいる。というより相当楽しんでいる部類だが、辞めたくなる時も多々ある。

①単調な作業

 誰もがまずはこれを思い浮かべるのではないだろうか。俗にいうゲームのデバッグではないとはいえ、設定値をちょっとづつ閾値で変更させながら画面の表示を確認したり、インストールとアンインストールを繰り返したり、すべてのボタンが機能するか、次の画面はボタンを押したとき本来表示されるべきものか等を延々と行う。

 こう書くと少し単調ではないのでは?と思われるかもしれない。それは私がある程度このデバッグは何を意図しているのかを理解しているからだ。そうでない場合、上の記載は、数字を延々変えていって画面を見る。ボタンを押し続けて画面とにらめっこといったダルそうな表現となる。

 どちらにしても目には相当な負担になる。

②スキルが身につかない

 いくらデバッグをやっていてもプログラミングができるようになるわけでもなく、需要こそあれど転職したからと言って給料が劇的に増えるわけではない。相場は150万~300万円ほどかと思う。バイトならさらに安いと考えられる。

③職場での立ち位置

 当然ながらデバッガーが上位なはずもなく、基本的に最底辺となる。一部設計者やプログラマーからはゴミのような扱いをされる。

④デスマーチ確定の納期

 開発の中で最も後ろの方の工程になる。ここより後工程はないと考えている人も多数いる。前工程で遅れた分のしわ寄せがすべてくる上、立場は最弱のためとんでもないスケジュールを組まれた上でYES以外の選択肢がない状態が当たり前である。休日出勤や残業が多くなる。

⑤やりがい

 ここを見いだせるかどうかではあるが、バグを見つけてこそというのはある。バグを見つけることを評価する風潮がない場合、やりがいをどこに見出せばいいのかは私にもわからない。

⑥何より待遇

 かくいう私も契約社員の身であり、待遇がいいとは到底言えない。②に書いた範囲よりはいいため、文句を言えたものではないが、その分やりすぎなほどの努力をしている。それでもこの程度のため、あくまでステップアップのためのものという認識にしておくのをお勧めします。

⑦結局は人間関係

 人間関係は悪くない方ではあるが、③、④、⑥等で煽りを食らう場面は割とある。それでもなお辞めずに今までやってこれているのは人間関係に尽きると思っている。

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